
本セミナーでは、厳しい環境下の今こそ、組織のあり方を見つめなおす好機と捉え、チーム・ビルディングやチーム・リビルディングの重要テーマを検討しました。
ゲストは、「日本一オーラのない監督」を自認しつつ、早大ラグビー部の連覇を実現した中竹竜二氏と、数多くの企業現場で変革型ナレッジコミュニティを立ち上げてきた野村恭彦氏。
中竹氏には、チームパフォーマンスを高めるコミュニケーションについて、野村氏には、イノベーション行動を促す「サラサラの組織」の作り方について、お話をうかがいました。
1st Session 菊地史彦 (ケイズワーク代表取締役)
明日の見えない環境下で組織と人をどのように考えるか
まずはじめにイントロダクションとして、内外の環境変化をまじえながら、従来の割り振られた分業に基づく「グループ的組織観」から、目的意識に支えられた「チーム的組織観」への移行を概説。協働・自律・自由にもとづくチーム的価値観と、チームが「逆境」に遭遇した際の打ち手の分析から、本セミナーのテーマとなる「イノベーション志向」「高パフォーマンス志向」の2つの方向性を導き出しました。
2nd Session 野村恭彦 (富士ゼロックスKDIシニアマネジャー)
イノベーション行動を引き出す「サラサラの組織」とは?

チームを逆境から救うイノベーションは、どのように起こせばいいのでしょうか? イノベーションを毎日起こすことはできなくても、イノベーションに向かう小さな行動なら毎日積み重ねて行ける。それが「イノベーション行動」です。
まずは、何かに気づいたり、したいと思ったら、すぐ誰かに話すこと。そして一人の思いつきがチームに伝わり、改善計画・実行へ移っていくような、知的生産の高い「サラサラの組織」を作ること。対話を中心に据えた、イノベーティブな組織を作るための具体的な方策と知恵を語っていただきました。
3rd Session 中竹竜ニ(早稲田大学ラグビー蹴球部監督)+入倉由理子(ケイズワーク)
チームパフォーマンスを高めるコミュニケーションとは?

「日本一カリスマのない監督」を自認しつつ、早稲田ラグビーを二年連続日本一に導いた監督のチーム・ビルディングの極意とは?
「ラグビーには詳しくない」 と公言する一方、 チーム全員と毎年2ヶ月かけて個人面談し、それぞれのスタイルを徹底的に引き出します。学生にも相手と正対するコミュニケーションを基本スキルとして徹底指導。「チームをまとめようとは思わない」 「キャプテンらしくするな」 「監督はいらないよ、と言われて勝ってくれれば本望」 など、型破りかつ本質的なチームマネジメントの実践をお聴きしました。

4th Session ディスカッション:中竹竜ニ+野村恭彦+菊地史彦+入倉由理子
次世代の人と組織についてどのようなビジョンを描くか
会場からのご質問・ご感想をもとに、出演者全員でディスカッション。自由な組織風土を作るための「提案の義務化」は是か非か? あらゆる組織に存在する「あたりさわりのない言動」の胡散臭さにどう対処するか? など、高度な組織課題に2人のゲストが経験談を交えて回答。時にデリケートに、時に大胆に、丁々発止の大喜利となりました。

★各セッションの声のコンテンツは「ラジオデイズ:声と語りのダウンロードサイト」にて発売中です。
http://www.radiodays.jp/
