リポート

第5回K'S WORKSHOPリポート

第5回K'S WORKSHOPリポート

[K'S WORKSHOP 2007] 第5回 会社とはどういうものなのか?
ゲスト:株式会社ビジネスカフェジャパン社長 平川克美氏

 2007年12月7日(金)
 Cable Car Cafe(南青山)
 司会:菊地史彦(ケイズワーク)

2007年最後のワークショップにご登場頂いたのは、『株式会社という病』『東京ファイティングキッズ』などの著書が話題の平川克美さん。自ら起業し、ビジネスの第一線にありながら、現在の日本のビジネスの在り方に深い疑義を持つという平川さん、最初の単書『反戦略的ビジネスのすすめ』の話からスタートしました。

平川さんの持論は、ビジネスにおいて交換されるものはモノやサービスとお金であると同時に、技術や誠意といったものが満足や信用といったものと交換されているというものです(=二重の交換)。そして満足や信用といった見えない資産(=インビジブル・アセット)の交換を行うものだけが「リピート」されビジネスとしても継続するのです。しかし2000年以降の日本のビジネスは経済のグローバル化と効率化分業の波に飲み込まれ、インビジブル・アセットを交換することがなくなってしまった。そこに利潤だけを追求する二重の交換のないビジネスを成り立たせるための方便(=目くらまし)として「戦略思考」が現れ、みるみるうちに世を席巻してしまったおかげで、日本のビジネスは荒廃してしまったというのです。

著書の解説からアメリカ型市場経済の短所を鋭く抉りつつ、続く質疑応答では21世紀に台頭するであろう露・中の今後など、よりグローバルな経済の話題へ進んでいきました。
また、ところどころに挿入されるノスタルジックな昭和の風景の描写は平川さん独特の目線で語られ、同世代の人間を楽しませていました。

ビジネスマンはもちろんのこと、カメラマンや女優さんなど様々な職業の方にお集まりいただいた今回のワークショップ。平川さんの発言を受けて、終始活発な会話が交わされ、盛況のまま終了いたしました。

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